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気仙沼線の必要性を訴えるブログ

このブログは廃線の可能性が示唆されている気仙沼線について、鉄路による復旧を心の底から願っているある利用者が、存続を訴えていくブログです。 利用者として見てきた私の視点から、気仙沼線の必要性について記していきます。 少しでも鉄路による復旧の理解に繋がれば、嬉しく思います。 管理者

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無題

前編・中編・後編、全て拝読しました。
全面的に同意いたします。
気仙沼線の鉄路復旧を願うものとして、理路整然と鉄道気仙沼線の必要性を訴えている「気仙沼線の必要性を訴えるブログ」様の記事が、とても励みになっております。
ブログ筆者様を、気仙沼線を、そして地方鉄道をこれからも応援し続けます。

watari様、コメント有難うございました

返信が遅くなり、申し訳ありません。

この度はブログをお読み下さりまして、有難うございました。
気仙沼線の鉄路復旧に御理解を頂けて、本当に嬉しく思っております。

この前、東京の友人を初めて、気仙沼へ連れて行きました。
行きは気仙沼線を使ったのですが、帰りに「もし、また気仙沼へ行く事があったら、BRTには二度と乗りたくない」と、ハッキリ言われてしまいました。気仙沼の観光自体は楽しんで頂けたのですが、やはり「行く足が良くないだけで、マイナスなイメージを持たれるんだなぁ」と痛感した処でした。

現在、宮城県内では陸羽東線を皮切りに、『如何にして鉄路を守り、活用していくか』を考える風潮が芽生えてきました。これまでは鉄路に対して県自体が、どことなく無関心な形相を呈してる様な雰囲気を、私は感じてました。故にこの流れで、行政側に鉄路の大切さを再発見して頂き、「『今の気仙沼線さ、やっぱり、このままではマズいよね・・・』という事が伝われば良いなぁ」と思う、今日この頃です。

まだまだこの先、どうなるかは分かりませんが、これからも私は、気仙沼線の鉄路復旧を訴え続けたいと思っております。

これからもどうぞ、よろしくお願い申し上げます。

  • saiwaityouandkawabata
  • 2022/10/28(Fri.)

これからの地方鉄道を考える(後編)



第3章:バスやBRTで良い路線とは、どういう所?


しかし、どうしても、長距離利用者を世界から呼び込む事が出来ない路線があります。私の方では具体的に挙げる事は出来兼ねるのですが・・・、
簡単に言うなら今の気仙沼線の鉄路区間みたいな所です。
沿線人口が少な過ぎるのに、観光地が一つも無い。終点(柳津)も、鉄道に接続してない。故に長距離利用者を呼び込む要素がゼロに近い感じの路線が、当て嵌まると考えています。

でも、これに当て嵌まったとしても、キチンと存続している路線は沢山あります。私がいつか行きたいと思っている千葉県の銚子電鉄は、既に鉄道自体が観光対象です。

ですから正しくは
「今の気仙沼線の鉄路区間の様な感じなのに、銚子電鉄の様にテコ入れを行う事が見受けられない路線」と、
今の北海道の様に「長距離利用者を呼び込む努力をしないと路線が持たないのに、それをしてない路線」が該当すると私は思っています。

そしてハッキリ書きますけど、
今日の提言に基づくならば、『バスやBRTに転換した路線というのは、将来的には終わりを迎えるだろう』と私は考えています。


もう一度、事実として記させて頂きます。
地方に於いては人口減と車社会が進んでいる中で、地元の人しか使わない路線というのは、現在進行形で消滅が進んでる現実があります。
どこぞの共産主義の国みたいに、公共交通機関の利用強制でもしない限り、これを止める事は不可能なのです。

『その解決方法は、地元以外の人にも利用して貰う事です。出来れば長距離で。』

今の気仙沼線、誰が好き好んで、長距離利用しようと思いますか?

このまま行けば、
   鉄路もBRTも廃止になるに決まってます。


仙台⇔気仙沼の長距離利用者が、この路線の収益を支えていた過去の事実は、直ちに鉄路へ戻して頂いても決して変わる事はありません。三陸道が出来た今でも、「渋滞の心配無しに、2時間で、都会と観光地を直結する」というコンセプトは不変です。きっと今よりも、営業係数は絶対に良くなると思います。

問題は大船渡線です。震災前から、盛~気仙沼~(大船渡線経由)~一ノ関や盛~気仙沼~(気仙沼線経由)~仙台の通し利用が、少なかったのですから。だから私は、鉄路復旧を説明出来ないのです。JRから「鉄路復旧すれば、今よりも営業係数は良くなるのですか」と聞かれても、閉口するのみです。故に、只見線の様な取り組みが必要なのに・・・。「長距離利用者を呼び込む努力をしないと路線が持たないのに、それをしない路線」が、現在の大船渡線BRTです。

当たり前ですが、もちろんバスでもBRTでも、長距離の利用者がある程度いれば、きっと存続します。でもそれは、鉄道よりも呼び込みが難しいのが現実なんです。
そして廃線からのバス転換路線というのは、今の北海道の様に利用者の呼び込み努力もしてなかった所が圧倒的に多いのです。

・・・鉄路の時代にそういった努力もしてこなかったのに、バスやBRTでそれが出来るんですか?

    だから<詰み>としか言えないんです。


BRTの利点は結局、JR東日本の好意で生まれたものです。
300人未満に対して、異常に多い運転本数と専用道が維持され、鉄道と同じ運賃が維持されてます。
多くの通勤区間を持ち、専用道も持たず、運賃もBRTの2倍がデフォの仙台市営バスでさえ、全線が赤字なのにです。

どう考えても、公共交通として破綻しています。
増収が見込めない路線が、いつまでもこんな状態で永続する訳がないです。


だから私は「バスやBRTで良い路線とは、どういう所なのだろうか?」という答えとして、「将来的に公共交通を辞めても良い路線です」と解答したいと思います。


<エピローグ>

ここまでお読みいただいた皆様、有難うございました。
かなり厳しい事ばかりを書きましたが、私自身、記述が辛かったです。
でも気仙沼線の問題を皮切りに、公共交通の有り方について、随分と自分なりに調べた結果、今日の結論に至る事になりました。地方の公共交通を守る一番手っ取り早い方法は、地方への移住の強制と車の使用禁止を強制する事で間違い無いと思います。しかしそれがまかり通る世の中になれば、日本は既に民主主義国家では無い事を意味するでしょう。結局、人口減と車社会という現実に添って、地方の公共交通を守る方法を考えていくしかないのです。
ですが、今や車が便利過ぎる世の中となりました。地方の人は常に車で物事を考えて、車が使えない或いは使いたくない状況で初めて、公共交通機関の利用を模索します。元々の人口が少ないのに、その様な環境で路線を維持していくのは困難です。だから「地元の方しか利用しない路線は、もう詰んでいくだろう」と私は悲観的に見ています。
しかし、その事実は車を運転出来ない一定層を置き去りにすると言う事です。特に高校生の通学確保が出来ない様では、移住者なんて呼び込める訳がありません。また車社会に生きていない余所者である私から見ると、それは住めない地域と同義扱いとなります。

「公共交通機関の無い所に未来は無い」というのが、私の考えです。

 だからこそ、維持して欲しい。維持の為の努力をして欲しい。維持する事が、必ず、地域の衰退の歯止めとなります。

その方法として、「地元の方の足を守る為に、長距離利用者を世界から呼び込む」という私の提言が参考になれば、嬉しく思っています。そして、これはバスやBRTよりも鉄道が一番やり易い、だから簡単に廃線にしないで欲しい旨を強調させて頂ければ幸いです。

 『これからの地方鉄道を考える』、それは【地方(地元)の人だけでなく、色んな人に乗って貰ったその収益で、地方(地元)の人の公共交通を守る】
というのは、如何でしょうか?
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この度はブログをお読み下さりまして、有難うございました。
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この前、東京の友人を初めて、気仙沼へ連れて行きました。
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まだまだこの先、どうなるかは分かりませんが、これからも私は、気仙沼線の鉄路復旧を訴え続けたいと思っております。

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  • saiwaityouandkawabata
  • 2022/10/28(Fri.)

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