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気仙沼線の必要性を訴えるブログ

このブログは廃線の可能性が示唆されている気仙沼線について、鉄路による復旧を心の底から願っているある利用者が、存続を訴えていくブログです。 利用者として見てきた私の視点から、気仙沼線の必要性について記していきます。 少しでも鉄路による復旧の理解に繋がれば、嬉しく思います。 管理者

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ご無沙汰しております

一年前にもコメント致しました、n100tedaと申します。
震災から10年ですか…
長かったような短かったような、でも長かった気がする、そんな10年間であったと感じる次第です。
オリンピックもどうなる事やら…

さて、気仙沼線についてになりますが南三陸町の議事録を改めて読み直しましたところ、「快速南三陸号の復活を目指したい」という発言につきましてはどちらかといえばBRTに快速南三陸の代替機能を付加するものという性質の方が強かった様に見受けられ、鉄路復活に対する考えまでは明確に示されなかった風に感じました。ですが、昨年の「JR気仙沼線の鉄道事業廃止届撤回に関する陳情書」の提出については「BRTを推していた南三陸町の割には意外だな」とも感じた事を覚えております。
また、気仙沼市の動きにつきましても昨年11月の報道記事で「市もJR側に鉄路復旧の可能性を残すよう求め続ける。鉄路復活を諦めてはいない。」とした記述があり、今後とも引き続き動向を見守っていきたいと考える所存になります。

また続きまして大船渡線についてになりますが、鹿折唐桑〜陸前矢作間の設備撤去がほぼ完了した事を確認しております。
以下現状
・軌道設備撤去
・上鹿折及び陸前矢作駅設備撤去
・第1鹿折川,第2鹿折川,第3鹿折川,矢作川橋りょう撤去
・飯森トンネル(全長1,009M)のうち宮城県側坑口より全体の1/5をセメントにて閉塞(交差する県道34号線の陥没防止の為)

しかし流失した陸前矢作〜竹駒間の「気仙川橋りょう」につきましては意外な事に最近になり復旧工事が開始され、2024年3月頃に震災から13年もの月日を経て再建される事が決まっております。

また議会の動きになりますが陸前高田市並びに大船渡市の議事録を拝見致しましたところ、大船渡市では昨年3月に3万件もの鉄路復活に向けた署名があった事について触れられており、また陸前高田市につきましても2017年,2020年に鉄路の件について触れられておりました。しかし陸前高田市では両年共に鉄路については「現時点では考えていない」との答弁がなされております。
しかし、隣接する住田町及び気仙沼,釜石市につきましては「手段があれば鉄路を望む」との姿勢を後述する復旧団体との面談の中で示したそうです。

次に各復旧団体の動きを見て参りますと、何も今もなお気仙沼線大船渡線共に鉄路復活を諦める事なく継続した取り組みをしており、特に「三陸沿岸の鉄路復興を求める会」につきましては昨年2月に同会の理事数名が自民党総務会長を務める鈴木俊一氏の元へ相談に赴いているとの事です。
こちらについても代表が「国交相並びに知事の考えも聞きたい」と発言した事もあり今後とも動向を注視して参りたいと考えております。

最後に、これまで震災から3年,5年,9年経ってきたと同様に今後も13年,15年,20年とやはり月日は流れていきます。こうした中で我々は次の時代に何をしていく事が出来るのか、しっかり見つめ考えそしてこの地域の未来がより良いものとなる様願いながら未来への歩みを進めて参りたいと強く考えております。

また現在もこの様な時期で御座いますのでお互いお体に気をつけながら頑張って参りましょう!!

n100teda、いつも有難うございます

いつもお読み頂きまして、有難うございます。

コロナの関連で、気仙沼方面へ頻繁に出入りしにくい環境となり、最近は現地からの詳細な情報も不足していました。特に大船渡線の件は全く知らなかった内容ばかりで、とても驚いています。教えて頂きまして、有難うございました。

南三陸町だけでなく、大船渡線沿線自治体も徐々に、「BRTよりも鉄路ではないか」という論調が広まり始めているのは、鉄路復旧を望む者として、とれも喜ばしい事だと思っております。ブログで触れましたが、私は大船渡線については本当に諦めておりましたので、気仙沼線とセットで同線の必要性を世間様に認めて貰って欲しいなと強く願っています。

確かにコロナのせいで、今は全国的に鉄道需要が減っています。

しかしこの騒動で気付いたのですが、観光を抑制されている世の中だからこそ、私はコロナ終息後に「世界的な大旅行ブームが起きるのではないか」とも予測している処です。

感染者数の数値から分析する限り、自粛(緊急事態宣言)が解かれれば必ず、リバウンドが起きております。皆、自粛を解いて、移動するからです。受験生が受験が終わったとたんに、羽目を外して遊び回るのと同じです。まだコロナ禍ですので、そのリバウンドは良くないのですが、終息後はこれが凄い経済効果をもたらす歴史的な出来事になるのではないかと私は考えています。

少し前までの私は、「今はJRも赤字となり、鉄路復旧を容易に交渉出来ない環境になった」と考えていました。しかし今だからこそ、コロナ終息後の未来を見据えて、「もう一度、鉄路復旧を投げかけるチャンスではないか」とも思い始めた処です。

ブログで何度も指摘した通り、気仙沼線程、観光と速達性を兼ね揃えた路線はありません。そこに大船渡線も鉄道で復旧するならば、その方々をさらに北へ北へと導いてくれる事でしょう。菅総理がいってましたが、人の流れこそ、経済活性化の源流だと私も思っています。首都圏を中心に沢山居られる車の運転とは無縁の方々や、日本では車の運転が出来ない外国の方々が気軽に来てくれる環境を造れば、きっと三陸はコロナで傷ついた社会を立て直せると私は思っています。寧ろ三陸道で来た人が「次は列車で来よう」と思える、これは逆も然りです。「高速道路があるから鉄道は要らない」ではなく、「高速道路と鉄道、両者があるからこそ、かつてない利潤が生み出されるのだ」と私は強く信じています。

まだもう少し目先のコロナ問題に終始しなくてはいけない状況ですが、明るいニュースを聞けて本当に良かったです。n100teda、本当に有難うございました。

私もこの後も出来る事をしていくつもりです。本当に大変な世の中になっちゃいましたけど・・・、これからもお互いに頑張っていきましょう!!

  • saiwaityouandkawabata
  • 2021/03/18(Thu.)

それはそうと…

返信ありがとう御座います、またこちらも返信遅くなりまして申し訳御座いません。

ただやはり現実はかなり厳しいものがあると認識しておかなければならないというのも事実でしょう。

まず私はコロナ収束後の「世界的な大旅行ブーム」は必ずしも起こるとも限らないものであると考えております。
と言いますのも、まず「未来の事など誰も分からない」という事実は火を見るよりも明らかです。明るいかもしれませんし暗いかもしれない、または可もなく不可もないものかもしれない…、これを今から100%完璧に見通す事など人類全員不可能でしょう。
またこのコロナウイルスは長い時間を掛けてゆっくりと沈静化していくものと考えられ、ある日を境に劇的にピタッと止まる事などまず有り得ません。従って、どうしても「もう良いかな」「いやまだかな」と言った風に人々の心の間に所謂「過渡期」というものが生じると私は考えております。
この様な中で必ずしも皆が旅行へ行きたいと考える様になると思うでしょうか、私は皆が気軽に旅行へ行ける状況になるとしても相応の年月月日が掛かるだろうと踏んでいる次第です。
更に観光業もこのコロナで著しい打撃を受けており、全国各地で多くの閉館する旅館や施設等が見られます。それらはコロナが収束した後もほぼ全てが再開する事はないでしょう。こうなりますと、期待されていた程ブームが成果を挙げれず伸び悩むという事も十分考えられます。

また赤字路線についても例えば以前より利用者減に苦しんでいたJR北海道はもちろんの事JR四国でもやはりコロナが原因で廃線の可能性が取り沙汰されている路線もあり、更にそのお隣JR西日本でも赤字路線の廃線議論が加速する兆しを見せております(2021/5/21追記:小浜線や越美北線の減便検討が現実のものとなり、特に越美北線の越前大野〜九頭竜湖間につきましては路線そのものを休止する案が出されております)。
加えて先の豪雨で被災したJR九州の肥薩線につきましてもSL列車が走る風光明媚な観光路線でありながら、復旧方法については「鉄道以外も選択肢」とされている事実があります。
この通り全国的に地方の赤字路線は苦境に立たされている事が明白である今日この頃となっております。
また、地方は自家用車で移動する事を前提とした都市設計がなされている事も多く、全国全ての地域において必ずしも鉄路が重視されている訳でもないという事も言うまでもない事実です。
更に、現在のBRTも速達性は鉄路に及ばずともやはり病院等へのダイレクトなアクセスやICカードが使用可能である、また更に地震での脱線が無い等、様々なメリットが無視出来ないものであるという事もしっかりと認識しておく必要があると考えております。

なお、面白い分析をされているブログ記事を発見致しましたのでご紹介したいと思います。
https://a-train.hateblo.jp/entry/2021/03/26/205143
こちらでは気仙沼線の鉄路復活の可能性について様々な角度から触れられており、参考になる情報が数多く書き記された大変読み応えのある内容となっております。

ですが引用したブログ記事の中で「実現したとしても本当に遠い将来になりそうなので」とある通り、この問題は10年,15年単位の問題ではなく私の生涯を懸けて見守っていかねばならないものであると考えております。

この様な中で今後三陸沿岸の地域がどの様な舵取りをしていくのか、そしてその中でこの地域の一住民として何が最も地域に幸せをもたらすのか、こうした事をこれからもしっかりと考えていかねばならないと考えております。

最後に、ーこの地域に「本当に幸せであるもの」がもたらされる事を願ってー

PS.先日臨時列車用として盛岡から小牛田へ転属してきたリクライニングシートの車両にて、行先対照表の19番に「気仙沼」とありました。
再び直通快速等が運転される事を視野に入れているのでしょうか…?

n100teda、いつもコメント有難うございます

返信が遅れて、いつも申し訳ございません。

先にブログをご紹介して頂きまして、有難うございました。
こちらのブログですが、私も以前に拝読させて頂いた事があり、今も半年ペースで講読させて頂いておりました。ご紹介して頂いたブログに於ける解釈と私がこのブログで主張している部分は、大部分は同じと思って頂いて差支えないと考えて貰えれば幸いです。

最初に先日のコメントについて、改めて解説致します。
「世界的な旅行ブーム」ですが、もちろん私も、直ちに起こるとは考えてはおりませんでした。・・・でもすみません、やっぱり、そう考えているのも事実だった処です。

まずはワクチンの普及、次にインド株のコロナウイルスの広まりに付随した新たな変異ウイルスの動向、そして東京オリンピックは本当に開催されるのか等・・・。
不安要素がいっぱいで、私も今年は遠出出来そうにありません。
今年こそ、大阪より西に行きたかったのですが・・・、もう諦めました。残念です。

でも今、私が持っている、この気持ち。この「出かけたい」と想う気持ち。これが、先日にお話しした「世界的な旅行ブーム」という観念に繋がっていると説明させて下さい。

先日のGWに、本当に久々に気仙沼へ行きました。日帰りだった事と、三陸道の新規開通部分を走りたかったので、車で行く事に決めました。ところが柳津で大渋滞・・・。嫌になったので、途中で高速リタイヤ。結局、昔ながらの346号線(林林館経由)でまっすぐ気仙沼の親戚宅へ行きました。帰りは花泉経由東北道で帰りましたので、結局、三陸道の新しい道路は走れませんでした。

『結局、政府や自治体が要請しても、大渋滞する位に人は動くんだなぁ』
『気仙沼線さえあれば、こんな煩わしい想いしなくても済んだかもしれないのに』

帰りは結構苛立って、運転が荒かったかもしれません(笑)

でもこの2つの気持ちは、やっぱり気仙沼線の鉄路復旧での必要性を私に身を持って教えてくれていると思ったんです。

n100teda様の言う通り、本当に先は見通せません。私だって、出かけたくないです。でもコロナがあるから出かけたくないのであって、やっぱりメチャクチャ出かけたいんですね。
私みたいな人が100人中30人位いて、かつマスクなしで出歩ける世の中へ戻れば、自ずと「『世界的旅行ブーム』」は起きるんじゃないかなぁ・・・」と考察しておりました。それが先日のコメントに繋がった次第です。

そして三陸道の渋滞。確かに三陸道の2車線化が進み、かつてに比べれば確率は減りましたけど・・・。でもやっぱり、先日のGWの渋滞は嫌でした。元々無料区間の関係で、今まで一般道を走ってた60キロ以下で走る軽トラ等が平気で高速へ入ってくるようになった事。全線開通の影響で、気仙沼より北へ行く車も入ってくるようになった事。明らかに交通量は増えているのに、それでも登米から北は全区間を片側2車線にする予定はない。

「あー、やっぱり、気仙沼線欲しいなぁ」と、なってしまいました。
三陸道が出来ても、やはり気仙沼は遠く。次に私が気仙沼へ行くのは7月の連休なのかもですが、その時は迷わず往復を花泉経由東北道にするでしょう。
もちろん、快速南三陸があるなら、気仙沼線一択でしたが。

・・・正直、今の気仙沼は遠いので無理してまで行きたくないんです。

この今の私の考え方、これは危険な考え方だと思います。
過疎化が進む要因ではないかと、強く危惧しています。

そういえば先日、たまたま「お帰りモネ」を見たら気仙沼線のBRTが出てまして。
ヒロインの百音ちゃんが柳津駅から重そうな荷物を持って、BRTに乗るシーンがありました。百音ちゃんが気まずそうな声で運転手さんに「こんなに荷物を車内に入れたら、マズいですか」と不安そうに聞いていたんですけど、「電車だったら、そんな気も遣わなくていいのになぁ」と素直に思いました。そして「柳津から約2時間も路線バスは辛いだろうなぁ」とも感じた処です。朝ドラで気仙沼線の事を考えたのは、「あまちゃん」以来でした。

・・・すみません、長くなってしまって。
結局、何を申したいかと言いますと、自治体がこういった「気仙沼線が鉄路ではない故に被っている不利益」、ここに着目し問題だと感じてくれれば、気仙沼線は鉄路で直る可能性が高まっていくと考えております。

ずっとブログで指摘させて頂きましたが、気仙沼線は他線に比べてメリットが多く、JRも何だかんだで鉄路の可能性は残す形でBRT工事を進めて下さっております。だから私はずっと、気仙沼線の鉄路復旧を諦めていないのです。

もちろん、いつ鉄路になるかは、誰にも分かりません。
一生、BRTかもしれません。
それでも、可能性があるのも間違いありません。
国や自治体の方針が決まれば、いつでも議論が可能となるのが、この議題です。

震災前、私は「大島の橋なんて、オレオレ詐欺ならぬ造る造る詐欺でしょ」と考えてました。計画だけはずっっーーーーとありましたけど、無理だと思ってました。でも震災が契機だったとは言え、予算が降りた関係で、本当に造られてしまいました。だからこそ、気仙沼線も可能性がある内は、信じたいと思っています。特にこの事案は、只見線や可部線の様な先例がありますので。
・・・再び志津川を通って列車で南気仙沼駅に降りる夢を、しばらくは見続けたいと思っています。

また何かありましたら、お願い致します。
やっとワクチン接種が本格的にスタートしてきました。
不安ですけど、もう少しだと信じて、頑張っていきましょう!!

  • saiwaityouandkawabata
  • 2021/06/04(Fri.)

東日本大震災から10年を迎えて

先の震災から、今日で10年となりました。
改めまして、東日本大震災で被災した皆様に、深くお見舞い申し上げます。

私自身も被災し、様々な影響を受けた出来事でした。
きっとここまでの経験は、風化せずに一生、溶け込んでいくのだと思っています。

この時節となりますと、やはり震災関連の記事が多く目立ちます。
その中にはもちろん、気仙沼線の内容も含まれておりました。

『震災を契機に鉄路を諦め、バス転換』とか『BRTでも利便性に差異はない』といった記事を目にする度に、居た堪れない気持ちになっています。

このブログでは『BRTでも利便性に差異はない』という点を、全否定してきました。その事実は今でも、変わる事はありません。

また『震災を契機に鉄路を諦め、バス転換』というのも、全否定致します。


もちろん、これまでブログで記させて頂いた通り、専用道の造り方からも証明出来るのですが・・・。きちんと自治体も態度で、これを示している事もお伝えしたいのです。


気仙沼市はJRとのBRT同意書に「鉄路での復活の可能性を今後も残すこと」を確認しました。

また南三陸町議会では、去年、町長より「快速南三陸号の復活を目指したい」との発言がなされております。

そして両自治体とも、議会にて「JR気仙沼線の鉄道事業廃止届撤回に関する陳情書」を、令和元年(2019年)末に可決しました。

4年前、大船渡市長が「大船渡線鉄路復旧については再考はありません」と公言した事がありました。自治体が諦めているなら、それが正しい理です。気仙沼線の沿線自治体では明らかに、大船渡市とは真逆の姿勢が貫かれています。

もちろん、何度も言いますが、だからと言って直ちに鉄路復旧がなされる環境ではないです。

ですが鉄路を待っている皆様に、「気仙沼線はまだ希望はあるんだよ!」と改めて伝えさせて頂ければ、嬉しく思っています。

BRTの赤バスを見る度に、すぐに震災の事を思い出します。
思い出してばかりだと辛いので、早く鉄道に戻してくれないかなぁ・・・。

次の10年も出来る事をしながら、しっかりと見守っていきたいと思っています。

筆者
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ご無沙汰しております

一年前にもコメント致しました、n100tedaと申します。
震災から10年ですか…
長かったような短かったような、でも長かった気がする、そんな10年間であったと感じる次第です。
オリンピックもどうなる事やら…

さて、気仙沼線についてになりますが南三陸町の議事録を改めて読み直しましたところ、「快速南三陸号の復活を目指したい」という発言につきましてはどちらかといえばBRTに快速南三陸の代替機能を付加するものという性質の方が強かった様に見受けられ、鉄路復活に対する考えまでは明確に示されなかった風に感じました。ですが、昨年の「JR気仙沼線の鉄道事業廃止届撤回に関する陳情書」の提出については「BRTを推していた南三陸町の割には意外だな」とも感じた事を覚えております。
また、気仙沼市の動きにつきましても昨年11月の報道記事で「市もJR側に鉄路復旧の可能性を残すよう求め続ける。鉄路復活を諦めてはいない。」とした記述があり、今後とも引き続き動向を見守っていきたいと考える所存になります。

また続きまして大船渡線についてになりますが、鹿折唐桑〜陸前矢作間の設備撤去がほぼ完了した事を確認しております。
以下現状
・軌道設備撤去
・上鹿折及び陸前矢作駅設備撤去
・第1鹿折川,第2鹿折川,第3鹿折川,矢作川橋りょう撤去
・飯森トンネル(全長1,009M)のうち宮城県側坑口より全体の1/5をセメントにて閉塞(交差する県道34号線の陥没防止の為)

しかし流失した陸前矢作〜竹駒間の「気仙川橋りょう」につきましては意外な事に最近になり復旧工事が開始され、2024年3月頃に震災から13年もの月日を経て再建される事が決まっております。

また議会の動きになりますが陸前高田市並びに大船渡市の議事録を拝見致しましたところ、大船渡市では昨年3月に3万件もの鉄路復活に向けた署名があった事について触れられており、また陸前高田市につきましても2017年,2020年に鉄路の件について触れられておりました。しかし陸前高田市では両年共に鉄路については「現時点では考えていない」との答弁がなされております。
しかし、隣接する住田町及び気仙沼,釜石市につきましては「手段があれば鉄路を望む」との姿勢を後述する復旧団体との面談の中で示したそうです。

次に各復旧団体の動きを見て参りますと、何も今もなお気仙沼線大船渡線共に鉄路復活を諦める事なく継続した取り組みをしており、特に「三陸沿岸の鉄路復興を求める会」につきましては昨年2月に同会の理事数名が自民党総務会長を務める鈴木俊一氏の元へ相談に赴いているとの事です。
こちらについても代表が「国交相並びに知事の考えも聞きたい」と発言した事もあり今後とも動向を注視して参りたいと考えております。

最後に、これまで震災から3年,5年,9年経ってきたと同様に今後も13年,15年,20年とやはり月日は流れていきます。こうした中で我々は次の時代に何をしていく事が出来るのか、しっかり見つめ考えそしてこの地域の未来がより良いものとなる様願いながら未来への歩みを進めて参りたいと強く考えております。

また現在もこの様な時期で御座いますのでお互いお体に気をつけながら頑張って参りましょう!!

n100teda、いつも有難うございます

いつもお読み頂きまして、有難うございます。

コロナの関連で、気仙沼方面へ頻繁に出入りしにくい環境となり、最近は現地からの詳細な情報も不足していました。特に大船渡線の件は全く知らなかった内容ばかりで、とても驚いています。教えて頂きまして、有難うございました。

南三陸町だけでなく、大船渡線沿線自治体も徐々に、「BRTよりも鉄路ではないか」という論調が広まり始めているのは、鉄路復旧を望む者として、とれも喜ばしい事だと思っております。ブログで触れましたが、私は大船渡線については本当に諦めておりましたので、気仙沼線とセットで同線の必要性を世間様に認めて貰って欲しいなと強く願っています。

確かにコロナのせいで、今は全国的に鉄道需要が減っています。

しかしこの騒動で気付いたのですが、観光を抑制されている世の中だからこそ、私はコロナ終息後に「世界的な大旅行ブームが起きるのではないか」とも予測している処です。

感染者数の数値から分析する限り、自粛(緊急事態宣言)が解かれれば必ず、リバウンドが起きております。皆、自粛を解いて、移動するからです。受験生が受験が終わったとたんに、羽目を外して遊び回るのと同じです。まだコロナ禍ですので、そのリバウンドは良くないのですが、終息後はこれが凄い経済効果をもたらす歴史的な出来事になるのではないかと私は考えています。

少し前までの私は、「今はJRも赤字となり、鉄路復旧を容易に交渉出来ない環境になった」と考えていました。しかし今だからこそ、コロナ終息後の未来を見据えて、「もう一度、鉄路復旧を投げかけるチャンスではないか」とも思い始めた処です。

ブログで何度も指摘した通り、気仙沼線程、観光と速達性を兼ね揃えた路線はありません。そこに大船渡線も鉄道で復旧するならば、その方々をさらに北へ北へと導いてくれる事でしょう。菅総理がいってましたが、人の流れこそ、経済活性化の源流だと私も思っています。首都圏を中心に沢山居られる車の運転とは無縁の方々や、日本では車の運転が出来ない外国の方々が気軽に来てくれる環境を造れば、きっと三陸はコロナで傷ついた社会を立て直せると私は思っています。寧ろ三陸道で来た人が「次は列車で来よう」と思える、これは逆も然りです。「高速道路があるから鉄道は要らない」ではなく、「高速道路と鉄道、両者があるからこそ、かつてない利潤が生み出されるのだ」と私は強く信じています。

まだもう少し目先のコロナ問題に終始しなくてはいけない状況ですが、明るいニュースを聞けて本当に良かったです。n100teda、本当に有難うございました。

私もこの後も出来る事をしていくつもりです。本当に大変な世の中になっちゃいましたけど・・・、これからもお互いに頑張っていきましょう!!

  • saiwaityouandkawabata
  • 2021/03/18(Thu.)

それはそうと…

返信ありがとう御座います、またこちらも返信遅くなりまして申し訳御座いません。

ただやはり現実はかなり厳しいものがあると認識しておかなければならないというのも事実でしょう。

まず私はコロナ収束後の「世界的な大旅行ブーム」は必ずしも起こるとも限らないものであると考えております。
と言いますのも、まず「未来の事など誰も分からない」という事実は火を見るよりも明らかです。明るいかもしれませんし暗いかもしれない、または可もなく不可もないものかもしれない…、これを今から100%完璧に見通す事など人類全員不可能でしょう。
またこのコロナウイルスは長い時間を掛けてゆっくりと沈静化していくものと考えられ、ある日を境に劇的にピタッと止まる事などまず有り得ません。従って、どうしても「もう良いかな」「いやまだかな」と言った風に人々の心の間に所謂「過渡期」というものが生じると私は考えております。
この様な中で必ずしも皆が旅行へ行きたいと考える様になると思うでしょうか、私は皆が気軽に旅行へ行ける状況になるとしても相応の年月月日が掛かるだろうと踏んでいる次第です。
更に観光業もこのコロナで著しい打撃を受けており、全国各地で多くの閉館する旅館や施設等が見られます。それらはコロナが収束した後もほぼ全てが再開する事はないでしょう。こうなりますと、期待されていた程ブームが成果を挙げれず伸び悩むという事も十分考えられます。

また赤字路線についても例えば以前より利用者減に苦しんでいたJR北海道はもちろんの事JR四国でもやはりコロナが原因で廃線の可能性が取り沙汰されている路線もあり、更にそのお隣JR西日本でも赤字路線の廃線議論が加速する兆しを見せております(2021/5/21追記:小浜線や越美北線の減便検討が現実のものとなり、特に越美北線の越前大野〜九頭竜湖間につきましては路線そのものを休止する案が出されております)。
加えて先の豪雨で被災したJR九州の肥薩線につきましてもSL列車が走る風光明媚な観光路線でありながら、復旧方法については「鉄道以外も選択肢」とされている事実があります。
この通り全国的に地方の赤字路線は苦境に立たされている事が明白である今日この頃となっております。
また、地方は自家用車で移動する事を前提とした都市設計がなされている事も多く、全国全ての地域において必ずしも鉄路が重視されている訳でもないという事も言うまでもない事実です。
更に、現在のBRTも速達性は鉄路に及ばずともやはり病院等へのダイレクトなアクセスやICカードが使用可能である、また更に地震での脱線が無い等、様々なメリットが無視出来ないものであるという事もしっかりと認識しておく必要があると考えております。

なお、面白い分析をされているブログ記事を発見致しましたのでご紹介したいと思います。
https://a-train.hateblo.jp/entry/2021/03/26/205143
こちらでは気仙沼線の鉄路復活の可能性について様々な角度から触れられており、参考になる情報が数多く書き記された大変読み応えのある内容となっております。

ですが引用したブログ記事の中で「実現したとしても本当に遠い将来になりそうなので」とある通り、この問題は10年,15年単位の問題ではなく私の生涯を懸けて見守っていかねばならないものであると考えております。

この様な中で今後三陸沿岸の地域がどの様な舵取りをしていくのか、そしてその中でこの地域の一住民として何が最も地域に幸せをもたらすのか、こうした事をこれからもしっかりと考えていかねばならないと考えております。

最後に、ーこの地域に「本当に幸せであるもの」がもたらされる事を願ってー

PS.先日臨時列車用として盛岡から小牛田へ転属してきたリクライニングシートの車両にて、行先対照表の19番に「気仙沼」とありました。
再び直通快速等が運転される事を視野に入れているのでしょうか…?

n100teda、いつもコメント有難うございます

返信が遅れて、いつも申し訳ございません。

先にブログをご紹介して頂きまして、有難うございました。
こちらのブログですが、私も以前に拝読させて頂いた事があり、今も半年ペースで講読させて頂いておりました。ご紹介して頂いたブログに於ける解釈と私がこのブログで主張している部分は、大部分は同じと思って頂いて差支えないと考えて貰えれば幸いです。

最初に先日のコメントについて、改めて解説致します。
「世界的な旅行ブーム」ですが、もちろん私も、直ちに起こるとは考えてはおりませんでした。・・・でもすみません、やっぱり、そう考えているのも事実だった処です。

まずはワクチンの普及、次にインド株のコロナウイルスの広まりに付随した新たな変異ウイルスの動向、そして東京オリンピックは本当に開催されるのか等・・・。
不安要素がいっぱいで、私も今年は遠出出来そうにありません。
今年こそ、大阪より西に行きたかったのですが・・・、もう諦めました。残念です。

でも今、私が持っている、この気持ち。この「出かけたい」と想う気持ち。これが、先日にお話しした「世界的な旅行ブーム」という観念に繋がっていると説明させて下さい。

先日のGWに、本当に久々に気仙沼へ行きました。日帰りだった事と、三陸道の新規開通部分を走りたかったので、車で行く事に決めました。ところが柳津で大渋滞・・・。嫌になったので、途中で高速リタイヤ。結局、昔ながらの346号線(林林館経由)でまっすぐ気仙沼の親戚宅へ行きました。帰りは花泉経由東北道で帰りましたので、結局、三陸道の新しい道路は走れませんでした。

『結局、政府や自治体が要請しても、大渋滞する位に人は動くんだなぁ』
『気仙沼線さえあれば、こんな煩わしい想いしなくても済んだかもしれないのに』

帰りは結構苛立って、運転が荒かったかもしれません(笑)

でもこの2つの気持ちは、やっぱり気仙沼線の鉄路復旧での必要性を私に身を持って教えてくれていると思ったんです。

n100teda様の言う通り、本当に先は見通せません。私だって、出かけたくないです。でもコロナがあるから出かけたくないのであって、やっぱりメチャクチャ出かけたいんですね。
私みたいな人が100人中30人位いて、かつマスクなしで出歩ける世の中へ戻れば、自ずと「『世界的旅行ブーム』」は起きるんじゃないかなぁ・・・」と考察しておりました。それが先日のコメントに繋がった次第です。

そして三陸道の渋滞。確かに三陸道の2車線化が進み、かつてに比べれば確率は減りましたけど・・・。でもやっぱり、先日のGWの渋滞は嫌でした。元々無料区間の関係で、今まで一般道を走ってた60キロ以下で走る軽トラ等が平気で高速へ入ってくるようになった事。全線開通の影響で、気仙沼より北へ行く車も入ってくるようになった事。明らかに交通量は増えているのに、それでも登米から北は全区間を片側2車線にする予定はない。

「あー、やっぱり、気仙沼線欲しいなぁ」と、なってしまいました。
三陸道が出来ても、やはり気仙沼は遠く。次に私が気仙沼へ行くのは7月の連休なのかもですが、その時は迷わず往復を花泉経由東北道にするでしょう。
もちろん、快速南三陸があるなら、気仙沼線一択でしたが。

・・・正直、今の気仙沼は遠いので無理してまで行きたくないんです。

この今の私の考え方、これは危険な考え方だと思います。
過疎化が進む要因ではないかと、強く危惧しています。

そういえば先日、たまたま「お帰りモネ」を見たら気仙沼線のBRTが出てまして。
ヒロインの百音ちゃんが柳津駅から重そうな荷物を持って、BRTに乗るシーンがありました。百音ちゃんが気まずそうな声で運転手さんに「こんなに荷物を車内に入れたら、マズいですか」と不安そうに聞いていたんですけど、「電車だったら、そんな気も遣わなくていいのになぁ」と素直に思いました。そして「柳津から約2時間も路線バスは辛いだろうなぁ」とも感じた処です。朝ドラで気仙沼線の事を考えたのは、「あまちゃん」以来でした。

・・・すみません、長くなってしまって。
結局、何を申したいかと言いますと、自治体がこういった「気仙沼線が鉄路ではない故に被っている不利益」、ここに着目し問題だと感じてくれれば、気仙沼線は鉄路で直る可能性が高まっていくと考えております。

ずっとブログで指摘させて頂きましたが、気仙沼線は他線に比べてメリットが多く、JRも何だかんだで鉄路の可能性は残す形でBRT工事を進めて下さっております。だから私はずっと、気仙沼線の鉄路復旧を諦めていないのです。

もちろん、いつ鉄路になるかは、誰にも分かりません。
一生、BRTかもしれません。
それでも、可能性があるのも間違いありません。
国や自治体の方針が決まれば、いつでも議論が可能となるのが、この議題です。

震災前、私は「大島の橋なんて、オレオレ詐欺ならぬ造る造る詐欺でしょ」と考えてました。計画だけはずっっーーーーとありましたけど、無理だと思ってました。でも震災が契機だったとは言え、予算が降りた関係で、本当に造られてしまいました。だからこそ、気仙沼線も可能性がある内は、信じたいと思っています。特にこの事案は、只見線や可部線の様な先例がありますので。
・・・再び志津川を通って列車で南気仙沼駅に降りる夢を、しばらくは見続けたいと思っています。

また何かありましたら、お願い致します。
やっとワクチン接種が本格的にスタートしてきました。
不安ですけど、もう少しだと信じて、頑張っていきましょう!!

  • saiwaityouandkawabata
  • 2021/06/04(Fri.)

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