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気仙沼線の必要性を訴えるブログ

このブログは廃線の可能性が示唆されている気仙沼線について、鉄路による復旧を心の底から願っているある利用者が、存続を訴えていくブログです。 利用者として見てきた私の視点から、気仙沼線の必要性について記していきます。 少しでも鉄路による復旧の理解に繋がれば、嬉しく思います。 管理者

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第9回:まずは陸前戸倉までの早期復旧を!!



三陸鉄道、復旧おめでとう!!
しかしそんな喜びの中で、一人イライラしている男が居た。


まだか、まだか、まだか・・・。最近の私は、こればかり気にしていたりする。
それが今日のテーマである、「柳津~陸前戸倉間の先行復旧についてなのだ。
実は私はこれだけは唯一、直接、JRに強く要望していたりするのであった。
本日はこれついて、このサイトをご覧頂いている皆様にも主張させて頂ければと思っている。


始めに要望する理由を三点に絞り、解説したく思う。

まず一点目であるが、
「被災程度が小さく、早期復旧の実現性がある」というのが挙げられるだろう。
一度行けば分かるが、この区間の9割は線路が無事なのである。確かに戸倉駅は津波で消滅したのだが、そこから柳津方面へ500メートル程行くと既に線路が無事な状態なのだ。つまり駅を500メートル柳津方面に移設すれば、すぐ復旧出来るのである!!なお私は駅の移設については、地理的に見ても比較的容易だと考えている。戸倉駅の移設の費用負担問題さえ解決すれば、JRだけでもすぐに復旧出来ると確信している次第である。


次に二点目として、
速達性が向上し、かつ移動も快適になる」のが挙げられてくると言えるだろう。
これは一度行かなくとも、地図を見ればすぐにお分かり頂けると思う。バスで柳津から戸倉まで行こうとすると、まず、柳津~横山まではぐる~っと迂回しているんですよね。簡単に言うと柳津駅を出たバスは、一度陸橋で線路を越えてから国道を走るんです。
しかも横山~戸倉間は峠になっているためスピードが出せず、かつカーブも多いので乗り心地も良くないんです。電車の時代は80キロで、真っ直ぐトンネルをくぐって行ったんですけどね・・・。5分は変わりますね、間違いなく!!


そして最後に、
「柳津駅が乗換駅として機能している」
という事を強調したく思っております。つまり「柳津まで乗車して来た人の8割が、バスへの乗換をするんです!!」例えば柳津から先の利用者が皆無ならば、戸倉までの先行復旧を要望するのは厳しいと私も思っています。でもそうじゃない!!これは即ち、戸倉までの先行復旧の意義を持たせている事実だと私は強く思っています。


まとめますと・・・
①実現性が高い
②速達性と移動快適度が上がる
③利用者もいる


だから私は「陸前戸倉までの先行復旧を強く要望」しているんです!!



私がこの希望を抱いたのは、去年5月に南三陸町が示した施政方針を見た時でした。
「気仙沼線の鉄路による早期復旧の実現に向けた取り組みの一つとして陸前戸倉駅移設整備基本計画調査設計事業を推進してまいります。」という言葉が記載されていたのです!!これを見た時、私は「この区間に関しては2年圏内で復旧するのではないか!?」と随分期待しました。仙石線と石巻線の全線復旧が来年に迫る中、今でも気仙沼線のこの区間だけでも早期に復旧して欲しいと強く願っています。・・・本当はここに記す前に、そういった旨の発表を聞きたかったのですがね。



ちなみに気になる方のために補足しますと、もちろん鉄道に戻れば現在のBRTよりは本数は減ると思います。しかし柳津~戸倉間のBRT利用者は、ほとんど柳津からの鉄道利用者で占められているのです。故にこの区間に限っては「直ちに鉄道復旧しても、そこまで支障はない」と断言させて頂きます。・・・『柳津~陸前戸倉間』約11キロ前後が復旧するのは、東京でいう『品川~上野間』が復旧するような距離感です。私は電車でGO!でしか知りませんが、ここが不通だと東京の皆さんは困りませんか・・・?

それと「戸倉は折り返し設備が無いから無理」という意見も聞くのですが・・・、石巻線の浦宿駅も震災前は同じだったと思うんです。浦宿に出来て戸倉は無理だなんて、そんな話はないはずです。渡波以東の利用客がほとんど女川へ行くように、柳津以北の利用客も存在している事を忘れないで下さいね・・・。


JRの山口保幸復興企画部担当部長が仰いました「赤字路線だが守りたい」と言う有り難いお言葉を信じて、地元民として早期に鉄路復旧が成される日を、気長に待ちたく思っております。






次回は「第十回:移設ルートを考察する」を、お送りする予定です。
よろしくお願い致します。
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