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気仙沼線の必要性を訴えるブログ

このブログは廃線の可能性が示唆されている気仙沼線について、鉄路による復旧を心の底から願っているある利用者が、存続を訴えていくブログです。 利用者として見てきた私の視点から、気仙沼線の必要性について記していきます。 少しでも鉄路による復旧の理解に繋がれば、嬉しく思います。 管理者

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第6回:BRTで本復旧はダメ!!(専用道編)

BRTのもう一つのメリット、それは「専用道を走るから遅れない」という発想である。



・・・私はそれを信じていた時代があった。そう信じていたのだ!!!そしてこのメリットに、随分期待していたのである。
だがそれも専用道が出来る度に、失望へと変わっていった。
何度も乗車した私が、自信を持って宣言させて頂く。


   
悪いが、そんなのはメリットでも何でもない。嘘っぱちなのである!!定時性など・・・ない。

今回はこれについて、詳述していこうと思う。


さて、まずBRT専用道についてイメージを少し整理してみたく思う。
すると大体、皆さま「渋滞に巻き込まれないので、遅れない」と解答されるのではないでしょうか?
私も初めて乗車するまでは、そうだと考えていました。まあ正直、気仙沼線沿線で渋滞が心配されるのは「気仙沼~本吉(特に南気仙沼~陸前階上の間、最知近辺は渋滞しやすい)」と、志津川近辺(今は町がないので、渋滞よりは信号待ち的な遅れ)だけで、半分以上は渋滞の心配はないんですが・・・。それでも定時性確保という意味で、期待していました。




見事に裏切られましたね!!バスが専用道に入る所から、順を追って説明しましょうか。なおせっかくなので、一番最悪なパターンの場合で掲載させて頂きましょう。


 まず専用道に入る時、この時にがっかりする事が多い。例えば右側が専用道の入り口だったら、一般道から来たバスは右折しないといけませんね?はい、右にウインカーを挙げまーす。・・・・対向車一杯で曲がれませーん。空しく車内にウインカーのカッチン、カッチンと言う音だけが響く。「あれ・・・、これ一般道行った方、早くね?」



 ようやく曲がりました。専用道に入りまーす。バス専用道なので、渋滞の心配はありません。安心して乗車出来ると思って、何となしに左の国道(さっきまでバスが走っていた一般道)を見ると・・・。「あっ、一般車に追い越された。あっ、今度はトレーラーに追い越された。あれ、今度は観光バスに追い越されたなー。列車の時は追い抜いていたのになー。っていうかこのバス、さっきの一般道の方がスピード出ていたと思うんだけどな!!」
 それもそのはず、BRT専用道はもともと線路だった所。狭いんだから、大型乗合バスがスピードを出せる訳がないんです!!


 交差点に差し掛かりました。鉄道時代、踏切だったとこです。大きい交差点は信号が取り付けられていてBRTが優先(一部除く)、遅延の心配はありません。でも小さい所は、そんなものありません。どうするのかなと思っていると、バスは減速を始めました。なんて安全なバスでしょう!!鉄道時代には考えられませんね。もちろんその間にも、国道の一般車は平気で追い越していきます。



 あっ、今度は向こうからバスが来ましたよ!!BRT専用道は狭いので、もちろんすれ違う事が出来ません!!どうするのかな?大丈夫、大丈夫、賢いJRはちゃんと待避所を作っていました。さすが、ここに入ればすれ違いもラクチンだね。バスは、駅でも何でもない待避所に入りました。「行き違いのため、停車します。」という運転手のアナウンスが入ります。バスのすれ違いで30秒近く止まりました。もちろん、国道の車はどんどん追い越していきます。そこでふと私は思いました。「鉄道の時は行き違いの時間も含めてダイヤが組まれていたけど、バスはどうなんでしょうね?」



 いよいよ専用道も終わりです。バスは一般道に戻ります。さて右に曲がって、国道を走りましょう!!右にウインカーをあげて・・・、はい、車がたくさん来て曲がれなーい!!!そりゃ、国道優先だから当たり前か・・・。
 でも専用道のおかげで定時性ある運転がされてるんだから、仕方ないよね!!!!




 ・・・専用道って意味ありますか?正直、一般道行った方が早くないですか?

 っていうか、「専用道に入るための時間、バスのすれ違い、専用道を出る時間」だけで遅延要素になってませんか?

 本当に、専用道は役に立っているのでしょうか?




 はい、実際、遅延しています。

 特にこの前は酷かった。忘れもしない7月14日(日)、私は18時53分に柳津に着くバスに乗っていたのだが・・・。目立った渋滞もないのに7分以上も遅れたのだ!!危うく、19時4分の小牛田行きに乗り遅れるところであった。まあ多少なら待ってくれるとは思うが、JR時刻表に「BRTと列車との接続は行っておりません」と書かれていれば、不安にもなる。まあ、これもおかしいのだが!!

 
もちろん、この件に関しては一概に専用道のせいだけにするつもりはない。

 しかし実際定刻が守られる確率は6.5割位、ハッキリ言って定時性は低いのである!!
っていうか渋滞してなければ、一般道の方が早いって、絶対!!!確かに早着した事も何回かあるが、遅着だって何度もあるのだから!!

 ちなみに9月4日現在で、管理者が意味があると思った専用道は歌津~陸前港間の区間のみである。ここは間違いなく、一般道より早い。でも松岩~大谷海岸は最知の渋滞がなければ、ほとんど一般道と変わらない。っていうか普通に走れば、一般道の方が早い!!小金沢~本吉は専用道の方が早いけど、柳津方面から専用道を来た時は小金沢で国道を右折するので、車が一杯来て曲がれないと一般道の方が早くなる。実際、こんなもんなのだ。9月5日(木)からは専用道も増えたが、正直、期待はしていない。
 
 しかもトンネルのある歌津~陸前港、小金沢~本吉はバスのすれ違いがあれば大幅に遅れるのだ!!トンネル内は待避所なんて、整備出来ない。なのでバスはトンネルの前に設置された信号に従い、トンネル内を走るのだが・・・。例えば上り方面のバスが現在トンネルを走ってれば、当然下りのバスは停止信号のため動けない。となると、その時間は遅延となる。悪いがこういう事なのだ!!っていうかその間に、一般道走る車がどんどん先に行くって・・・

 
 さて愚痴っぽくなってきたが・・・、これでお分かり頂けたと思う。


  専用道は遅れない?、そんなの幻想だ!!
 結局BRTの現時点の利点は利用者から見れば、本数しかないと思う。

 ・・・それも減らされれば終わりだし(第五回参照) 




 一応付け足すが、BRTだと津波から逃げられるとか言ってる人がいるが、そんなのは方便だと私は思う。だってそれじゃあ、仙石線も同じ理屈ですよね。・・・利用者がいないからと語る人は、申し訳ありませんが第一回から読んで下さい。
 

 JRは普通列車時代よりも10分遅いダイヤで柳津~気仙沼を結ぶとしてる。でも実際、私は無理だと思う。いやダイヤ上はそうなるかもしれないが、絶対遅れると思う。気仙沼線はトンネル区間多いし、専用道のすれ違いもあるし、そもそも気仙沼市内は専用道を出るのも入るのも大変なんだから・・・。っていうか遅れると柳津や気仙沼駅の列車接続も怪しくなるし。本当、鉄道復旧が待ち遠しい限りである。頼むぞ、JR!!(特別編参照)

 さて次回は、第一回~第六回までのまとめをしたいと思っています。
 結局、何故、私が気仙沼線の必要性を訴えているのか。
 もちろん私が必要としていると言う事も、否定はしません。
 でも復旧を望んでいる沢山の声や、地理的な要素・速達性向上による地域活性化の期待、震災前の利用状況・・・、それら全てを総合的に鑑みて、私はこのブログを作成しているつもりです。
 


 次回はこれについて、第一回~第六回をまとめながら、論じたく思います。
 



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