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気仙沼線の必要性を訴えるブログ

このブログは廃線の可能性が示唆されている気仙沼線について、鉄路による復旧を心の底から願っているある利用者が、存続を訴えていくブログです。 利用者として見てきた私の視点から、気仙沼線の必要性について記していきます。 少しでも鉄路による復旧の理解に繋がれば、嬉しく思います。 管理者

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こんにちは

一昨年から何度か気仙沼に行き、BRTに乗車経験した感想ですが、単なるバスで、あきらかに回り道しながら走るバスに疑問を持った者です。柳津では休止になっているにも関わらずバリアフリーを無視した跨線橋の階段の昇降で、前谷地~柳津も廃止するつもりでは?とか思ってしまいました。
私も陸前横山辺はまったく壊れてなく、ここから柳津に車で行くには鉄路の方が格段に速いことを実感しています。本来なら志津川まで貨物線でも良いから開通させて物資輸送すれば復興が早いのでは?と想像してしまいました。
 昨年訪れたときには不動の沢に架かる橋脚も外され、報道以前から廃止ありきに感じた様相には
本当悲しい次第です。
 こうしたブログがあることに喜びを感じました。

あさくらゆう様、コメント有難うございました

この度はコメント頂きまして、有難うございました。

このブログでも指摘しましたが、BRTとは所詮、代走バスに過ぎないものだと私は考えています。運転本数こそ確かに増えましたが、震災前に長距離輸送を担っていた気仙沼線の役割を鑑みれば、絶対に鉄路だと今でも強く思っています。

ブログでは少々軽く取り扱ってしまいましたが、宮城県という場所は「仙台を中心に考える県」といっても過言ではありません。『何か物事があれば、とりあえず仙台へ行こう!』、そういう考え方が浸透しています。故に[仙台と繋がる]事こそが、とても大切なのです。気仙沼から仙台の距離は、実は盛岡までの距離と変わりません。ですが仙台と盛岡の往来比率は8:2位で見ても良いと思います。それ程までに、宮城県である気仙沼にとっては[仙台と繋がる]事は大切なのです。BRTの延伸や三陸道の建設ではなく震災前の回帰こそが、この問題の最善の解決策だと私は確信しています。

気仙沼線は当面はBRTとなりましたが、まだ正式に鉄路として廃止が100%確定した訳ではありません。僅かですが、希望は残された形となっております。私はそこに期待を賭けながら今後も同線に関する情報を、ブログを通して提供出来ればと思っています。

気仙沼へのアクセスは今は大変不便となり、お詫び致します。
ですがもしよろしければ、またお越し頂ければ幸いです。
有難うございました。

  • saiwaityouandkawabata
  • 2016/05/26(Thu.)

悔しい

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160601-00000027-fminpo-l07

私も気仙沼線の鉄路復旧を望んでいたひとりです。石巻に住んでいて、前谷地から快速南三陸やグラシアでよくいきましたが、BRTでは行く気になりませんね。

気仙沼線のBRT転換が決まってからこの記事です。もう少し、この法案が早く出来ていたならば・・・。

記事引用

【只見線復旧へ前進 自民関連法改正案今秋提出】

 豪雨災害を受けたJR只見線など赤字ローカル線の復旧に向け、自民党は秋の臨時国会に黒字の鉄道事業者に対しても国の災害復旧事業費を投入できるようにする鉄道軌道整備法改正案を提出する。只見線は会津川口(福島県金山町)-只見駅(福島県只見町)間で運休が続いており、法案が成立すればJR東日本側の対応が焦点となる。
 31日に開いた自民党国土交通部会で改正案の国会への提出を申し合わせた。鉄道軌道整備法では、JR東日本を含め収益が黒字の鉄道事業者に対して国の災害復旧事業費を交付できない規定となっており、議員立法によって改正を目指す。
 さらに、自民党案は災害復旧事業費の補助率を現行法の4分の1以内から3分の1以内にする。補助対象は(1)激甚災害の指定を受けた(2)災害復旧にかかる費用が被害を受けた路線の年間収入以上となる(3)被害を受けた路線が過去3年間赤字-などの基準を満たす場合とする。只見線は全てに該当するという。
 部会の出席者からは補助対象の要件緩和を求める意見が出たため、近く修正案をまとめる。
.
福島民報社

R.S様、コメント有難うございました

この度はコメントを頂きまして、有難うございます。
また返信が遅れました事、お詫び致します。

私も鉄道軌道整備法に関するこの記事について、拝読致しました。
まだ提出段階でありますので安心は出来ませんが、仮に成立すれば只見線だけでなく気仙沼線鉄路復旧に向けた大きな一歩にも繋がると考えております。

ブログで指摘させて頂いた通り、同線は鉄路廃止がまだ確定した訳ではありません。正直私は、「今からでも国が支援を表明すれば、鉄路への活路が見出せる」とも考えております。この法案の成立が、その始まりに繋がる事を期待している次第です。

私もR.S様と同じで、今の気仙沼線を好んで使う事はありません。用事があるから気仙沼へは行きますけれども、ただの観光地として扱うならば2016年現在、身近に感じられなくなった気仙沼へは到底行く気にはならないです。かつてはとりあえず時刻表を見ながら、「すぐ行きます」と言っていましたが。今は高速バスとかの時間が合わないと、「またBRTかよ・・・」と舌打ちする始末であります。生活利用者である私でさえそういう日々を過ごしているのに、利便性を求める観光客に対して「今の気仙沼線を用いて気仙沼へ来て下さい」等とは到底言えないでしょう。そんな不便な乗り物を一生続けるならば、大船渡線の恩恵が残る地域を除いて、地域は衰退・消滅へと向かっていくのみだと私は思っています。

鉄路への道は険しいですが、引き続きR.S様にもご支援賜れれば嬉しく思っております。どうぞよろしくお願い致します。

有難うございました。

  • saiwaityouandkawabata
  • 2016/06/10(Fri.)

柳津~陸前戸倉BRT化

本日の河北新報からです。南三陸町は柳津~陸前戸倉間のBRT化を公表しました。あそこはとことんやりますね。先見性の無さにあきれて言葉も出ません。これで設備が取り壊される事が無くなって鉄路復旧の望みが繋がれたことはせめてもの救いですが…鉄路復旧となれば5年も放置されたレールは敷き直さないといけないでしょうし。

T・N様、コメント有難うございました

 今回の報道を受けて私が言える事は、以下の三点であると考えております。

 一点目は、『やはり今の志津川(南三陸町)行政には、全く鉄路の意思が垣間見れない』という事。去年の12月の段階で周知の事実となっていましたが、その考え方は全く変えるつもりは無いようですね。自分の町で「気仙沼線の鉄路復旧を求める団体」が活動している旨を、行政側は黙殺しているんでしょう。残念ですが今はそのふざけた行為に、我慢していくしかないのだと思います。

 二点目が、『本当に柳津~陸前戸倉間が専用道になるのか』という点です。志津川がJRに伝えただけで、JRはまだここについては検討段階であると思います。表面上は確かに、BRTで正式決定となりましたが・・・。詳細を示す事は出来ませんが正直、どう転ぶかはまだまだ不透明です。注視していく必要があると感じています。

 そして最後に三つ目として、『仮に同区間が専用道となったとしても、理論上は鉄路復旧の妨げにはならない』という点を強調したいと思います。T・N様のコメントの通り、何れにしろ現在の線路は5年間も放置されておりますので、もし鉄路復旧となった場合には必ず、JRは既存レールの敷きなおしを行う事でしょう。その工事内容が、専用道から線路敷きなおし作業へと代わるだけです。大船渡線の気仙沼~鹿折唐桑間のBRT専用道の際、菅原市長も「鉄路復旧の妨げにならないと判断したので、決断した」とお話しされていました。もちろん精神的には「えー、本当に気仙沼線直さないの?」となってしまいますが、そこまで大きく心配する必要も無いように私は考えております。

 寧ろ心配なのは、本当に今秋の臨時国会にて『鉄道軌道整備法改正案が提出され、可決・成立するのか』という点です。国がJRを支援する仕組みが整うまでは、鉄路復旧に向けた議論を再開する事は困難な状況にあります。ここでの決定が、気仙沼線の希望ある未来への始まりに繋がる事を願ってやみません。

 長くなりました。気仙沼線について気にかけて下さり、御礼申し上げます。今後とも、よろしくお願い致します。
 
 有難うございました。

  • saiwaityouandkawabata
  • 2016/08/26(Fri.)

第10回:移設ルートを考察する ~残された鉄路の可能性から~

2ヶ月前、遂に気仙沼線は鉄路での復旧が断念されました。
しかしながらその合意文書を見ると・・・

気仙沼市
「遠い将来における気仙沼線の鉄路での復活の可能性を存置すること」に対して

JR
「新たな社会経済情勢に適合した地域交通の維持・提供を目指します」と記されていました。つまりこの回答には、どこにも鉄路の否定がありませんでした。

という事は・・・、やはり気仙沼線の鉄路復活の可能性だけは担保されているのだと私は信じています。今回はその可能性を、JRが鉄路復旧条件とした移設ルートに照らしながら考察していきましょう。

先にJRが示した移設区間について、説明致します。


<JRが示した区間>
①清水浜~歌津間の約2km(トンネルの付け替えの為)
②蔵内~陸前小泉間の約2km(トンネルの付け替えの為)
③本吉~陸前階上間の約7~8km(津波対策として、山側へ線路移設)

計11~12kmが、その対象区間となっておりました。

2年前にこの資料を読んだ私は、てっきりJR側の提示案に基づいて鉄路復旧が行われると思っていましたが・・・。今は置いておきましょう。

私はJRのこの移設案を評価していました。
BRTの仮復旧の条件が、「安全の担保された鉄路復旧を目指す」だったからです。それに基づいた内容だと素直に思いましたし、「JRは安易に同線を切り捨てるつもりはないんだな」と感じて、当時は嬉しくなった事を今でも覚えています。

特に本吉~陸前階上間の山側移設は、私も賛成でした。

 あの区間は海沿いに線路が引かれていた為、津波の被害が特に甚大でした。また気仙沼線内で最も減速して走っていた区間もここでありましたので、「いっそ山側に移設して、速達性向上を図れば良いのではないか?」と考えていた位でした。一部には「移設すれば、海が見えなくなる」、「大谷海岸が駅から遠くなる」といった反対意見もありましたが、利用者としては「気仙沼線の安全性の担保と速達性向上の方がよっぽどプラスになる」と感じていました。今でもこの考え方は、変わっていないと思います。

ですので、私はJRが無茶な事を言って気仙沼線の鉄路復旧を断念させたとは思ってはおりません。
あの資料を見て寧ろ、私は「JRはよく見ているなぁ」と感心した位でしたので・・・。

・・・だから何だかんだで、私はJRを信用してるんでしょうね。
故にこそ鉄路を否定しなかったJRに、まだ期待しているのです。




さて、では鉄路の可能性を探ってみましょう。
まずは、JRが主体となって復旧する場合から行きましょう!!
その場合は、移設費用400億がポイントになると思います。

<JR主体の復旧の場合、移設費用は誰が出すか?>

●A,JRが出す
最も可能性が低いですが、実は有り得ます。JRが「新たな社会経済情勢に適合した地域交通の維持・提供を目指します」と明言したからです。つまり誰の目から見ても明らかに気仙沼線が鉄道で採算が取れる路線となれば、絶対に復旧します。それが、この言葉の意味だと私は思います。ただその為には、沿線自治体に仙台レベルの都会になって貰わねばなりません。乃至は沿線住民の車の利用を規制して、気仙沼線に誘導するとか・・・。0.001%位の確率に思っておいて下さい。



●B.国が出す
これが一番、無難だと思います。

  っていうか、これが本来の姿のはずだったのですが・・・。

ですが道のりは遠いものとして考えねばなりません。復興予算の適応外扱いを同線は受けた訳ですから、今からその適応を受けるのは難しいでしょう。
ならば・・・「JR(黒字企業)は国の支援を受けられない」という馬鹿な法律を変える方が、よっぽど早いです。即ち鉄道軌道整備法を改正し、支援が受けられるようにするのが良いと私は思っています。只見線沿線自治体が中心となって活動しているこの運動が実現すれば、移設費用の3~5割は国の負担になると私は見ています。

ですがこの2、3年の間、私も只見線の動きを
注視してきましたが・・・、難しいですよね。

向こうはJRが「鉄路で復旧したくない」とほぼ名言しているのもあるかもしれませんが・・・、先が全く読めない現実は受け入れないといけないのだと思っています。

また大事なのが、この鉄道軌道整備法が改正されても国は補助であるという点です。
三陸鉄道のように、全額国費では無いのです。


仮に200億が国費となっても、残りはどうすればいいのか・・・

Cへ行きましょう。

●C,県と自治体が出す
一部の負担は、ここから出すのが筋になると私は思います。
宮城県(村井知事)の意向は、「ずっと沿線自治体の意向を尊重する」でした。つまり地元がBRTから鉄路に戻すと言ったら、ある程度は協力するものと私は受け止めています。宮城県は金が無いと良く聞きますが、その割りには仙台空港鉄道が建設されたりと寛容な部分がありました。同列に語るのは安易ですが私は気仙沼線が如何に県全体に良い影響を与えられるか、それが説明できれば今の県政なら一部負担をして頂けるとずっと考えていました。速達性ある気仙沼線だからこそ、その説明も出来るとも思っていました。空港線や東西線と違い費用負担後の赤字をJRが補う点からも、メリットのある支出だと信じていた次第です。
400億は無理にしてもBが可能となったら、自治体と協力し合いながら前向きな検討を願いたいと今でも思っています。・・・まあ志津川の行政が変わんないと、どうしようも無いんですがね・・・。



因みに・・・
●D,トランプ氏のような大富豪が、400億を寄付
⇒う~ん、そうなれば涙物ですね。



つまり、復旧総額700億を

JR:300億(JRが明言した負担分) 国 :200億(鉄道軌道整備法改正)
県・自治体・募金等:200億

で解決すれば、JRの鉄路復旧が実現出来るという訳です。  

そのためには鉄道軌道整備法改正が必須であり、それがいつになるのか・・・大きな課題です。  




以上から、『JR主体の復旧が実は不可能では無い旨と、遠い道のりである旨』の2点がお分かり頂けたと思います。
一言で言えば、JR主体の早期鉄路復旧実現は難しいと言う事です。

では・・・、早期実現の為にはどうするか?
いくつかあるのですが、一つだけ公表したく思います。

実は山田線のように第三セクター方式なら、すぐ出来ると私は考えています。つまり、「JRが300億賭けて復旧させるから、地元で第三セクター創設して、運営してね!!」という方式です。山田線の例を鑑みる限りでは、JR主体で復旧させるよりも断然早く鉄路復旧が出来ると思えますし、それだけの価値も同線にはあると私は確信している次第です。


ですが・・・、これ、とても難しいんですね。
もう、気仙沼市がJRと合意しちゃいましたので。
あまり詳細を記したくないので軽く触れる程度に記しますが・・・

志津川が来年仮に方針転換出来たとしても、気仙沼市はこれに合意出来るんでしょうか?



来年の今頃、JRが『東北新幹線で仙台⇔一ノ関間を利用し、一ノ関⇔気仙沼間は大船渡線を用いた場合でも、運賃は気仙沼線経由とほぼ同じ料金とする期間限定の割引切符を導入』し、『仙台~(東北本線)~一ノ関~(大船渡線)~気仙沼というルートで、快速列車の運転も実施』していた場合・・・、

仙台へのアクセスがやっと解決で出来たのに・・・

自分達で維持費を負担し、利用者の運賃も値上がりしてしまう第三セクター方式をわざわざここで採用するでしょうか?


気仙沼市全体で考えれば、それでも鉄路でしょう。
ですが旧気仙沼地域だけで考えれば・・・、皮肉な現象になるでしょうね。


因みに気仙沼地区利用者としてなら、私も渋るんでしょう。
「もう大船渡線で昔と同じになりつつあるし、今更第三セクターで復旧されてもなぁ・・・」って気持ちは抱くんでしょうね。
だから志津川、あの時騒いでおけば良かったのに!!本当、この馬鹿!!


やはり残りの人生を使って、注視していくしか無いんだと思います。
希望だけ捨てずに、待つとします。



ところで最後に一つだけ。
もしかしたら、お気づきの方もいるかと思いますが・・・

柳津~志津川間って、JRが示した移設の対象区間でしたっけ?

JRは現状復旧費用は出すって言ってませんでしたっけ?

っていうか前回の記事に掲載した行先表示器順位表に、「陸前戸倉」ってありましたよね?
  
   これ、何だかおかしくないですか?


簡潔に言います。  
『柳津~陸前戸倉~志津川までの鉄路復旧は、絶対に出来るんです!!』


 だって志津川までは移設の対象区間ではないですし、陸前戸倉の手前までは線路も残ってますし、そもそも「陸前戸倉」っていう行先表示が追加されているじゃないですか!?

    本当にどういう事なの?

お隣の路線は高田の市長が、陸前矢作までの鉄路復旧を会議で質問したんですよ。
志津川は何してんの?


BRTが前谷地まで来たから要らない?
あんな物で本当に利便性が高まったと思ってんの!?

三陸道が伸びるから不要?
渋滞だらけの三陸道に何を期待するの!?

ふざけるのも、いい加減にしろ!!

・・・失礼しました。
つまり志津川までは鉄路の実現性が凄く高いのに、そういった議論が全く聞こえてこないのです。

 何かウワサだと「気仙沼線の土地を確保するのを復興計画に入れ忘れたからだ」とか、「復旧費を出したくなかったとか」聞きますけど・・・、何れにしても有り得ない対応でしたね。
きっと何言ってもダメなんでしょう。
 
 来年、志津川(南三陸町)である事があります。詳細は記せませんが、そこでもし志津川が方針転換すれば、私は志津川駅までなら鉄路復旧が実現する日は近いと思っています。

まずはそこに期待したいです。
本当に志津川まで直るだけでも、全然違う。


仙台へのアクセス向上と住民意識の鼓舞、この足し算の答えが復興への希望です。



気仙沼線の鉄路は難しい、でも希望はある。特に志津川までなら、かなり現実味がある。
この事実を刻みながら、この章を終えます。有難うございました。


次回の更新は吉報か悲報か・・・、お楽しみに!!

by管理者
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こんにちは

一昨年から何度か気仙沼に行き、BRTに乗車経験した感想ですが、単なるバスで、あきらかに回り道しながら走るバスに疑問を持った者です。柳津では休止になっているにも関わらずバリアフリーを無視した跨線橋の階段の昇降で、前谷地~柳津も廃止するつもりでは?とか思ってしまいました。
私も陸前横山辺はまったく壊れてなく、ここから柳津に車で行くには鉄路の方が格段に速いことを実感しています。本来なら志津川まで貨物線でも良いから開通させて物資輸送すれば復興が早いのでは?と想像してしまいました。
 昨年訪れたときには不動の沢に架かる橋脚も外され、報道以前から廃止ありきに感じた様相には
本当悲しい次第です。
 こうしたブログがあることに喜びを感じました。

あさくらゆう様、コメント有難うございました

この度はコメント頂きまして、有難うございました。

このブログでも指摘しましたが、BRTとは所詮、代走バスに過ぎないものだと私は考えています。運転本数こそ確かに増えましたが、震災前に長距離輸送を担っていた気仙沼線の役割を鑑みれば、絶対に鉄路だと今でも強く思っています。

ブログでは少々軽く取り扱ってしまいましたが、宮城県という場所は「仙台を中心に考える県」といっても過言ではありません。『何か物事があれば、とりあえず仙台へ行こう!』、そういう考え方が浸透しています。故に[仙台と繋がる]事こそが、とても大切なのです。気仙沼から仙台の距離は、実は盛岡までの距離と変わりません。ですが仙台と盛岡の往来比率は8:2位で見ても良いと思います。それ程までに、宮城県である気仙沼にとっては[仙台と繋がる]事は大切なのです。BRTの延伸や三陸道の建設ではなく震災前の回帰こそが、この問題の最善の解決策だと私は確信しています。

気仙沼線は当面はBRTとなりましたが、まだ正式に鉄路として廃止が100%確定した訳ではありません。僅かですが、希望は残された形となっております。私はそこに期待を賭けながら今後も同線に関する情報を、ブログを通して提供出来ればと思っています。

気仙沼へのアクセスは今は大変不便となり、お詫び致します。
ですがもしよろしければ、またお越し頂ければ幸いです。
有難うございました。

  • saiwaityouandkawabata
  • 2016/05/26(Thu.)

悔しい

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160601-00000027-fminpo-l07

私も気仙沼線の鉄路復旧を望んでいたひとりです。石巻に住んでいて、前谷地から快速南三陸やグラシアでよくいきましたが、BRTでは行く気になりませんね。

気仙沼線のBRT転換が決まってからこの記事です。もう少し、この法案が早く出来ていたならば・・・。

記事引用

【只見線復旧へ前進 自民関連法改正案今秋提出】

 豪雨災害を受けたJR只見線など赤字ローカル線の復旧に向け、自民党は秋の臨時国会に黒字の鉄道事業者に対しても国の災害復旧事業費を投入できるようにする鉄道軌道整備法改正案を提出する。只見線は会津川口(福島県金山町)-只見駅(福島県只見町)間で運休が続いており、法案が成立すればJR東日本側の対応が焦点となる。
 31日に開いた自民党国土交通部会で改正案の国会への提出を申し合わせた。鉄道軌道整備法では、JR東日本を含め収益が黒字の鉄道事業者に対して国の災害復旧事業費を交付できない規定となっており、議員立法によって改正を目指す。
 さらに、自民党案は災害復旧事業費の補助率を現行法の4分の1以内から3分の1以内にする。補助対象は(1)激甚災害の指定を受けた(2)災害復旧にかかる費用が被害を受けた路線の年間収入以上となる(3)被害を受けた路線が過去3年間赤字-などの基準を満たす場合とする。只見線は全てに該当するという。
 部会の出席者からは補助対象の要件緩和を求める意見が出たため、近く修正案をまとめる。
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福島民報社

R.S様、コメント有難うございました

この度はコメントを頂きまして、有難うございます。
また返信が遅れました事、お詫び致します。

私も鉄道軌道整備法に関するこの記事について、拝読致しました。
まだ提出段階でありますので安心は出来ませんが、仮に成立すれば只見線だけでなく気仙沼線鉄路復旧に向けた大きな一歩にも繋がると考えております。

ブログで指摘させて頂いた通り、同線は鉄路廃止がまだ確定した訳ではありません。正直私は、「今からでも国が支援を表明すれば、鉄路への活路が見出せる」とも考えております。この法案の成立が、その始まりに繋がる事を期待している次第です。

私もR.S様と同じで、今の気仙沼線を好んで使う事はありません。用事があるから気仙沼へは行きますけれども、ただの観光地として扱うならば2016年現在、身近に感じられなくなった気仙沼へは到底行く気にはならないです。かつてはとりあえず時刻表を見ながら、「すぐ行きます」と言っていましたが。今は高速バスとかの時間が合わないと、「またBRTかよ・・・」と舌打ちする始末であります。生活利用者である私でさえそういう日々を過ごしているのに、利便性を求める観光客に対して「今の気仙沼線を用いて気仙沼へ来て下さい」等とは到底言えないでしょう。そんな不便な乗り物を一生続けるならば、大船渡線の恩恵が残る地域を除いて、地域は衰退・消滅へと向かっていくのみだと私は思っています。

鉄路への道は険しいですが、引き続きR.S様にもご支援賜れれば嬉しく思っております。どうぞよろしくお願い致します。

有難うございました。

  • saiwaityouandkawabata
  • 2016/06/10(Fri.)

柳津~陸前戸倉BRT化

本日の河北新報からです。南三陸町は柳津~陸前戸倉間のBRT化を公表しました。あそこはとことんやりますね。先見性の無さにあきれて言葉も出ません。これで設備が取り壊される事が無くなって鉄路復旧の望みが繋がれたことはせめてもの救いですが…鉄路復旧となれば5年も放置されたレールは敷き直さないといけないでしょうし。

T・N様、コメント有難うございました

 今回の報道を受けて私が言える事は、以下の三点であると考えております。

 一点目は、『やはり今の志津川(南三陸町)行政には、全く鉄路の意思が垣間見れない』という事。去年の12月の段階で周知の事実となっていましたが、その考え方は全く変えるつもりは無いようですね。自分の町で「気仙沼線の鉄路復旧を求める団体」が活動している旨を、行政側は黙殺しているんでしょう。残念ですが今はそのふざけた行為に、我慢していくしかないのだと思います。

 二点目が、『本当に柳津~陸前戸倉間が専用道になるのか』という点です。志津川がJRに伝えただけで、JRはまだここについては検討段階であると思います。表面上は確かに、BRTで正式決定となりましたが・・・。詳細を示す事は出来ませんが正直、どう転ぶかはまだまだ不透明です。注視していく必要があると感じています。

 そして最後に三つ目として、『仮に同区間が専用道となったとしても、理論上は鉄路復旧の妨げにはならない』という点を強調したいと思います。T・N様のコメントの通り、何れにしろ現在の線路は5年間も放置されておりますので、もし鉄路復旧となった場合には必ず、JRは既存レールの敷きなおしを行う事でしょう。その工事内容が、専用道から線路敷きなおし作業へと代わるだけです。大船渡線の気仙沼~鹿折唐桑間のBRT専用道の際、菅原市長も「鉄路復旧の妨げにならないと判断したので、決断した」とお話しされていました。もちろん精神的には「えー、本当に気仙沼線直さないの?」となってしまいますが、そこまで大きく心配する必要も無いように私は考えております。

 寧ろ心配なのは、本当に今秋の臨時国会にて『鉄道軌道整備法改正案が提出され、可決・成立するのか』という点です。国がJRを支援する仕組みが整うまでは、鉄路復旧に向けた議論を再開する事は困難な状況にあります。ここでの決定が、気仙沼線の希望ある未来への始まりに繋がる事を願ってやみません。

 長くなりました。気仙沼線について気にかけて下さり、御礼申し上げます。今後とも、よろしくお願い致します。
 
 有難うございました。

  • saiwaityouandkawabata
  • 2016/08/26(Fri.)

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